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この記事を読んでいるあなたは以下のような方ではないでしょうか?
- 時間を有効活用する方法を探している
- 日々の時間をもっと有効活用したい
私たちの時間は、限りがあって、出来る限り効率的に使いたいと思っている方もいるはずです。
今回紹介する本は、私自身全て読んだもので、自分自身の時間の使い方が変わった本です。
このブログのタイトルの「心に余裕がある生活」にもつながってくるテーマです。
「時間がない」
「暇がない」
など、日常的によく聞くことばですよね。
しかし、これほど世の中が発展し、効率的に生産的に何もかもがなっているはずなのに、その浮いた「時間」はいったいどこに消えていってしまっているのでしょうか?
今回ご紹介する本はどれも、それらのヒントを提示するものです。
したがって、目先の時間の使い方に関する本ではありません。
もっと、より深い「時間そのもの」に対する長期的な視点での本です。
その点はご了承ください。
どの本も自信を持ってオススメする本です。
- モモ
- 限りある時間の使い方
- 暇と退屈の倫理学
- あと1年で人生が終わるとしたら?
先に結論です。
その後におすすめの理由も紹介していきます。
書籍を5段階での評価 ご参考まで
これから紹介する本はどれも内容が良く、読んでいただきたいので、紹介しています。
しかし、それこそ時間の制約から全部読むことができない方もいますよね。
そのため、私なりの評価軸を定めて、紹介していきたいと思います。
あくまで、独断と偏見ですので、ご了承ください。
本の読みやすさ 本の分量や使用されている言葉の難しさの観点
面白さ 自分にとって、興味深さ、読んでいてワクワクするかの観点
実生活への役立ち度 この本からの思想や哲学を日常生活に適用できるかの観点
モモ
モモの書籍情報
タイトル | モモ |
著者情報 | ミヒャルエンデ作 大島かおり訳 |
刊行年 | 2005年 |
出版社 | 岩波少年文庫 |
町はずれの円形劇場あとに迷い込んだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気持ちになるのでした。そこへ、「時間泥棒」の男たちの魔の手が忍び寄ります。。
モモ あらすじより
モモの評価ポイント
モモのおすすめ理由
物語形式で、「時間」とは何かを教えてくれるのが、この小説のおすすめポイントです。
少年文庫から出版されていることもあって、いわゆる児童文学の位置づけに当たります。
子供向けに記載されているので、漢字が少なく使用されているので、大人にとっては、少し読みづらさがあるかもしれません。
ストーリー自体はシンプルな構成で読みやすいです。
堅苦しくなく、物語も楽しみながら、「時間」について、学びたい方にはぴったりです。
モモの友人たちは個性豊かで、一人ひとりのキャラクターが立っていて面白いです。
限りある時間の使い方
限りある時間の使い方の書籍情報
タイトル | 限りある時間の使い方 |
著者情報 | オリバーバークマン著 高橋璃子訳 |
刊行年 | 2022年 |
出版社 | かんき出版 |
限りある時間の使い方の評価ポイント
限りある時間の使い方のおすすめ理由
4000週間
この期間は何を表すか見当つきますか?
この4000週間は人間が生まれて亡くなるまでに平均期間です。
どのような印象を受けますか?
思ったよりも短いなぁ
「人生は時間で構成されているので、その時間を上手に使うことが人生をより良く生きる方法だ」
と思う方もいるかもしれません。
果たして本当にそうなのでしょうか。
効率を上げれば上げるほど、どんどん忙しくなっていき、苦しくなっていませんか?
そこで、著者はこのように指摘します。
「生産性とは、罠なのだ」
では、いつ自由な時間が手に入るのか。
そんな理想の未来は永遠にやってこないと、著者は読者の期待を裏切ってきます。
続けて、その現実を一旦受け入れることから始めることで、見えてくる現実があると、著者は説きます。
面白い本なので、おすすめです。
暇と退屈の倫理学
暇と退屈の倫理学の書籍情報
タイトル | 暇と退屈の倫理学 |
著者情報 | 國分功一郎 |
刊行年 | 2011年 |
出版社 | 朝日出版社 |
何をしてもいいのに、何もすることがない。だから、没頭したい、打ち込みたい、、。でも、ほんとうに大切なのは、自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること。
あらすじ 朝日出版社
暇と退屈の倫理学の評価ポイント
暇と退屈の倫理学のおすすめ理由
2022年、東大、京大で一番売れた本です。
現在、文庫本が発売されているので、より安く読むことができます。
「暇と退屈」というキーワードをベースに、学術的にアプローチしています。
- そもそも退屈とは?
- 退屈って概念はいつから始まった?
一見とっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、著者がほど良いタイミングで、内容理解を促す相槌を打ってくれています。
そのため、話の筋を見失わずに、読みすすめることができます。
最後まで読みすすめることで、本内で引用されている下記の理解がより深くなります。
わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾らなければならない
ウィリアム・モリス
あと1年で人生が終わるとしたら?
あと1年で人生が終わるとしたら?の書籍情報
タイトル | あと1年で人生が終わるとしたら? |
著者情報 | 小澤竹俊 |
刊行年 | 2021年 |
出版社 | アスコム |
あと1年で人生が終わるとしたら?の評価ポイント
あと1年で人生が終わるとしたら?のおすすめ理由
この著者はホスピス医として、25年間人生の最終段階の医療を経験し、延べ3500人の患者と関わってきたそうです。
その経験を通し、たくさんの患者の生き方に触れてきました。
多くの方は「いい人生だった」と振り返り、亡くなられていきます。
一方で、「あの時もっとこうしていればよかった」と後悔を聞くこともあるそうです。
色々な方の後悔を身近で、聞いてきた著者だからこそ、書ける視点で記載されています。
私自身、3回読みました。
定期的に読み返したい一冊になっています。
「あと1年しから生きられない」と実際に仮定し、想像してみることで「新しく見えてくるもの」があります。
その前提で、下記の内容を深掘っていきます。
- 人間関係や家庭について
- 仕事や夢や目標について
- 人生をもっと楽しむために
与えらた時間をどのように、何に使っていくかを考えさせてくれる書籍です。
本自体が薄い(173ページ)ので、時間をかけずに読むことができます。
終わりに 時間の有効活用について学んで、心に余裕がある生活へ
この記事では、時間の有効活用について学べる本を紹介してきました。
- モモ
- 限りある時間の使い方
- 暇と退屈の倫理学
- あと1年で人生が終わるとしたら?
どの本も私自身が実際に読んで自信を持ってお勧めする本です。
1冊読むだけで「時間」についてよく考えさせられます。
これらの本は人生の早い段階で目を通しておくことで、残りの有限な人生の生き方に大いに影響を与えてくれると思います。
またこれらの本は何度でも読み返すと味が出てくるので、手元に一冊置いておきながら、印をつけたりして読んでいくと また新しい発見があると思います。
自分の最期の瞬間をイメージすることに抵抗があるかもしれませんが、自分の成りたい姿を考える上で効果的な方法です。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
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マーカーを引くと、あとで見返したときの印象が変わるので、おすすめです。
自分だけの本を作りましょう。